造成地の一番置くに建てられた住宅の外構デザイン。

玄関は北側を向いているが、来訪者は東側からアプローチしてくるため、東側から見た時の美しさがあると良いと考えた。

玄関ポーチと階段3段は、600角タイル張りとし、最近の標準仕上げになりつつあるフロート階段仕様とし、ゆとりのあるリッチな階段とする。

玄関の奥の平場は駐輪スペースとなるため、そこまでフラットな動線が必要でした。このフラット部分は300×600タイル張りとし、張り方向は長手方向に対して直角とし、芋目地とすることでモダンさを取り込みたい。

門柱は間口1300mm程度、厚み500mm、高さ1500mm程度のドッシリとしたものとし、表面は東洋工業のバロンブリックライトのようなレンガ材を想定。表札とインターフォンは東側面を設置し、北側へ壁掛けポストを設置する。厚みのある直方体の門柱とすることで、表札とインターフォンを設置する面と、ポストを設置する面を別にすることができる。

階段2段目と3段目をくびれさせて、その部分へシンボルツリーを1本配置。夜間はアップライトで照らし、同植栽帯部分はゴロタ石などで覆う。門柱の足元部分へも少し植栽を配置し、無機質になりすぎないように心がけた。

駐車場と駐輪スペースは土間コン。

工事参考金額帯:300万円(2023年時点)